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1年
去年の今頃はパリにいた
毎日パリの花屋を見て回って 花の色やディスプレイや空気に圧倒された
ここに立ちたい
本気でそう思った

この夢は絶対に消さない。
絶対に叶えてみせる。
私は絶対いつかもう一度パリに行くの 今度は胸を張ってフローリストとして。

パリで会った素敵なフローリストさんのいる花屋に立ち始めてから
更に強くこの夢を胸に抱くようになってきた。
1年 という歳月で私が進んだ一歩は、花屋としての人生の中ではほんのちっぽけではあるけれど
しっかりと地に足をつけて これからもこのちっぽけな一歩ずつを進んで行かなきゃ

1年がたって
私はいま花屋として働いていて
想い描いていた仕事とはまた違うけれど
1年前に花に対して抱いていた気持ちとは確実に違う気持ちで花に接する事ができてる と思う。

花を好き だという気持ちは 自然にあふれてくるもので
無理矢理に好きになろうとしても好きになれるもんじゃないの。
人を好きになるのと一緒でしょ。

私がいまホテルで扱っている花のほとんどが結婚式のお花や
ホテルに泊まっている人が特別な日に贈りたいと思うお花

そこに込められた想いってものの重さを少しはきちんと受けとめることが出来るようになってきたんじゃないか

私が花屋になりたいと思った経験はあまり人に打ち明けてはこなかったけれど
ここで少し書いておきたいので少しつらつらと書き留めてみます。
今日はそんな気分なの。

小学何年だったかなんて覚えてないけど、小学生のとき。
母の日 という忘れられない思い出の一日。

小学生の頃からひねくれていた私だから 
素直になれなかった母親に一年に一度だけ「ありがとう。ごめんなさい。」の気持ちを伝えられる日だった。

買うか買わないか、心底迷った
私は母の日に花を贈るような優しい娘じゃないから。

贈りたい気持ちと 贈った後に母親に「ありがとう」と言われるのが恐かったの

家に持って帰るまでも 家に着いてからドアを開けるまでも 恐かった
持って入ってもリビングに母親がいたらどうしよう とか
もしいたら隠して部屋まで持って行ってしまおう とか ドアの前で迷っていたのも覚えている。

そして案の定、ドアを開けるとリビングにお母さんはいた。
「おかえり」と言われたかどうかは覚えていないけど 
これといって何の会話もせずにいつものように自分の部屋に行こうとした
確かとっさにカーネーションを背中の後ろに隠した記憶があるわ。

お母さんがいない間にリビングの机の上に花束を置いたのか
目をきちんと見ずに「はい」と渡したのかは覚えてない

でも 後から お母さんに「いくちゃん ありがとう」と言われたのは覚えている。
部屋に帰った後で泣いたから。
なぜ泣いたのかはわからない
だけど きっと 私の中で何かがあふれて止らなかったの

私が花屋になったのは 
お母さんがいたからで 
お母さんに「ありがとう ごめんなさい」と伝えたい気持ちがあるからで
花なんかただの花だと なんに対しても愛情なんか抱けないと 
そう思っていたロポットみたいな小学生の私に
花には気持ちをこめることができるんだ と、
そう花屋が教えてくれたから。

お母さんは私が花屋になりたいと思ったきっかけが こんな事だと知ったらどう思うんだろう
花屋としての私を 受け入れてくれるだろうか。
彼女は忘れているかもしれないあの母の日が私の花屋の始まりなの。

私の今までの道は親に相談する事無く勝手に決めてきた事ばかりだけれど
生活の中に家族の影はほとんど無いけれど
やっぱりこの家族じゃなければ今の私はいないわけで。

私が仕事で手にしている花はまだ気持ちの込められていない花だけど
それがお客さんの手に渡れば それは一瞬にして 気持ちの込められた花になる。
役者が役になりきるように
一瞬にして花の輝きがかわる。

花屋の手から お客さんの手に渡る あの一瞬で。

ホテルの結婚式の仕事ももちろん誇りを持ってやっていきたいと思う素敵な仕事だけど
やっぱり将来は 花屋として在っていたい。

: 花屋 : 00:04 : comments(2) :
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えっと、ありがとう、どなた?笑
: iku : 2009/11/10 12:22 AM :
その想いを大切にしてください
: はーまん : 2009/11/08 12:11 AM :









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